『汝、星のごとく』はつまらない？あらすじと読んでみた感想

Amazonでの高評価続出の2023年の本屋大賞『汝、星のごとく』ですが、人気爆発する一方で

つまらない。

といった感想も。

そこで、筆者はaudibleで無料で聴けたということもあり、さっそく当作品を聴いてその真偽を確かめてみました。

この記事では、以下の内容を解説します。

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【結論】『汝、星のごとく』のつまらないと言われる本質

結論から話すと、「つまらない。」と言っている人の多くは物語に感情移入できなかった人と言えるでしょう。

いわゆる「普通」という概念から離れたストーリー設定、人物設定から違和感を感じてしまう人は一定数いるのも頷けます。

こんな人いる？ありえない！

という姿勢で望めば、確かに感情移入することは難しいかもしれません。

一方で、登場する人物を受け入れストーリーを純粋に楽しみたい人には超絶おすすめする作品であると思います。

『汝、星のごとく』基本情報

タイトル	汝、星のごとく
著者	凪良 ゆう
ジャンル	恋愛、フィクション
受賞歴	第20回本屋大賞 第10回直木賞
主な登場人物	青埜櫂　　：主人公。 井上暁海　：主人公。 青埜ほのか：櫂の母親。シングルマザー。 北原先生　：櫂と暁海の通う学校の先生。シングルファザー。 林瞳子　　：暁海が習う刺繍の先生。暁海の父親の不倫相手。 久住尚人　：櫂と共にマンガ制作をするイラスト担当。ゲイ。
audible ナレーション	志村 倫生 柚木 尚子

『汝、星のごとく』はつまらない？実際に聴いてみた感想とあらすじ

『汝、星のごとく』のあらすじ

物語は、17歳から32歳にいたる櫂（かい）と暁海（あきみ）二人の愛を描いた恋愛物小説。

17歳の櫂は、男を追っかける自由奔放な母親に連れられて瀬戸内の小さな島に引っ越しをしてきた。

男ができる度に全てを放り出しては帰ってこない母親に呆れつつも、櫂は小説を書くことで心を紛らわしていた。

暁海は同島で生まれ育った17歳。

父親は不倫相手の元へ行ったまま帰らず、次第に心を病んでいく母親と同居している。

小さな島ではプライベートなぞ皆無。些細なことさえ秘密にできない島暮らしに暁海は息苦しさを感じていた。

この二人は、この小さな島で出会い、互いの境遇に共感しながらも必然と心を通わせていく。

二人を取り巻く複雑な人間関係から生まれる葛藤と、島を出て二人で暮らしたいという思いが二人の中で芽生えていった。

しかし、櫂が漫画原作者への階段を順調に登っていく傍ら、暁海は自身を取り巻く問題に疲弊し、やがて二人の心はすれ違うように。

そして衝撃的なラストへ…。

複雑な人間関係にもがきつつも、輝く星を頼りに自分自身の在り方を見出していく感動ストーリー。

つまらないはずがない！『汝、星のごとく』audibleで聴いてみた感想

あらすじだけ読めばありがちな恋愛小説ですが、

ズバリ人生をどう生きるのか？何が幸せなのか？考えさせられる物語

というのが主題であると言えます。

忙しい現代人に、

忘れがちな大切なもの

を気付かせてくれる。そんな作品であると感じました。

audibleでは、声優による感情表現も素晴らしく十分に感情移入することができました。

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『汝、星のごとく』コミックでの販売が決定！

この感動物語、実はコミックでも楽しめちゃいます。

漫画なら、活字が苦手な人でもサクサク読めちゃうのが嬉しいですよね。

また、既に原作を読んだ・聴いた人も新しい視点で物語を再び楽しめるというのもワクワクします。

記事まとめ

この記事では、『汝、星のごとく』がつまらないと言われる理由について、実際に聴いてみた感想をまとめてみました。

「つまらないと言われているから読むのを躊躇している」人はこの作品を読めば、心底反省することになるでしょう。

• 純粋に恋愛物語を楽しみたい人
• 複雑に絡み合った身辺の問題を解決したい人
• 風良ゆうさんの美しい叙情的な文章を楽しみたい人